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サバイバルの五要素に基づいた防災グッズの一例

防災講座へご参加いただいた方に向けて、講座でご紹介したサバイバルの五要素に基づく防災グッズの一例をご紹介しています。

災害はいつ起こるかわかりません。100均で売っているものもあるのでとりあえず自分に必要と思ったものは安く揃えて、徐々にグレードアップさせていくことをおすすめします。

シグナリング

救助を求めるシグナリングには、視覚と聴覚によるものが大切です。
聴覚だけだと正確な場所はわかりませんが、遠くまで聴こえる可能性があります。
視覚によるものは広範囲では見つけにくいですが、正確な場所を知らせることができます。

  • 聴覚によるもの…ホイッスル、防犯ブザー、指笛など(実は指笛がかなり遠くまで聴こえます)
  • 視覚によるもの…鏡(太陽光を反射させる)、ライト、発煙筒、派手な色のなにか
  • メモ帳…移動する際メモを残すことにより、そこに自分がいたという痕跡が残せます
  • スマホ・携帯電話…電波が通じて電池が残っていればそれが一番のシグナリング道具です。電池の残量が少なくないように充電しておきたいですね。

シグナリングミラー

講座でご紹介した割れにくい鏡は100均にあります。

エマージェンシーシート(銀面)

エマージェンシーシートは100均にもあるので探してみてください♪

フラッシュライト

ケミカルライト

100均にもあります。

ホイッスル

今まで聴いた中でこのホイッスルが一番大きいような気がしています(個人的な感想です)。

モバイルバッテリー

ソーラーチャージャー

シェルター(体温保持するもの)

体温は失いやすく、且つ一度失ったら取り戻すのも難しいものです。
日ごろから体温が下がる前に「体温保持」を意識しておきたいですね。
ポイントは体温保持の三原則「濡れない、風に当たらない、自分より冷たいものに触れない」です。冬季はホッカイロを追加したりウールの下着などを備えておくとより安心です。
基本の三層(化繊かウールの肌着→空気の層→外気を遮断する断熱材)も意識してください。
また、ロープワークを覚えて一枚のシートから様々な形のシェルターを設営できるようにしておくと便利です。(シェルター設営については今後アウトドア講習で行っていく予定です。)

エマージェンシーシート

100均にもありますが、性能は専門店のものより劣ると思います。(銀面の体温の反射率により温かさが違ったり、高いものはシャカシャカ音がならなかったりします。)

▼このSOLシリーズは登山家やサバイバリストの方もよくおすすめしているものです。

▼こちらは寝袋型のエマージェンシーシートです。

レインポンチョ

タープとしても使える、ハトメがついたレインポンチョです。

TOUGH-GRID シルナイロン レインポンチョ ヘビーデューティー

ロープ

▼一般的なパラコードは耐荷重250㎏が多いのですが、この「TOUGH-GRID」のロープは耐荷重350㎏あり丈夫です。(その代わり他のパラコードより少しだけ高め)

水は見た目だけでは飲める水か飲めない水かわかりません。
サバイバルな状況下で自然界のものを飲み水にするときは、「透明な水にするろ過→煮沸消毒」を行うか「蒸気を集める蒸留」を行うのが一般的です。
その際には、水を汲むための道具(容器)→ろ過する道具(ペットボトルと布など)→煮沸するための道具(火にかけられる容器と火)→飲む道具(コップ等)が必要となります。
コンパクトに備えるには、下記セイシェルやソーヤーなどの携帯浄水器があると便利です。

サバイバルな状況でなくても、地震等で水道が止まった場合、給水所から水をもらってくるための道具を家に備えておくと安心です。

▼ちなみに、このナルゲンのカンティーンに下記セイシェルの浄水器を合わせるとコンパクトに持ち運びやすくなります。

▼セイシェル浄水器は水に溶けている重金属やセシウムも除去できるすごいやつです。

上流になにもないきれいな沢の水やお風呂に溜めた水等であれば安価なソーヤーでも良いかもしれません。

▼容器は、個人的には軽量で丈夫なチタンが好みです。その代わり、ステンレスやアルミよりもお高めです。以下に挙げたものは2~3個の容器がセットになっていて、火に直接かけられて割と安価なもの、という視点で挙げています。(例えば、①川の水を汲んだりろ過した水を溜めたりして②煮沸消毒して③飲む、という段階を踏むと複数個容器が必要だからです。)

冬であれば、煮沸消毒した後に温かいまま保存しておける水筒などがあると体温保持にも一役買ってよいですね。

火の役割としては「光」と「熱」を得るというものがあります。

「光」に関しては、シグナリングに使用する集光型のフラッシュライトだけでなく、ランタンのようなポワァ~ッと辺りを明るくする散光型のものがあると夜の避難時にとても安心します。

▼こちらはぺったんこに収納できてソーラーパネルで充電できるランタンで、生地の網目で良い感じにキレイに照らしてくれるので好きなアイテムです。

「熱」を得るための火を起こすには、着火道具→着火材→燃料が必要となります。

  • 着火道具…ライター、マッチ、メタルマッチなど
  • 着火材…コットン、麻紐をほぐしたもの、ティッシュなど乾いていてふわふわしたもの
  • 燃料…薪、オイル、ろう、ガスなど

「メタルマッチ(ファイヤースターター)」は、『濡れても使えるマッチ』として非常時に役立つアイテムです。ただし、火花しか散らないので火を大きくするのにコツが必要です。(火起こしについてはアウトドアイベントにて)

▼こちらのWildoのメタルマッチは火花が散りやすく安価なので上級キャンパーから好まれています。

▼畳むとぺったんこにして収納できるミニ焚き火台です。直火でも火は起こせるのですが、こういうのがあると上に鍋などを置いて調理したり水を煮沸しやすくなります。焚き火のやり方がわからなければ、固形燃料とセットで持っておくのもいいですね。

食は心のエネルギーです。少しくらい食べられなくても死なないので、賞味期限等にこだわらず、好きなものを普段から消費しながらちょっと多めに備えておく「ローリングストック」がおすすめです。

▼ナッツが一般的ですが、アナフィラキシーが出る人もいるので、私は煎り大豆をいつものおやつにしながら携帯しています。

▼チョコなどの甘いものは災害時には心のエネルギーとして力を発揮します。甘いものを甘く見てはいけません!(笑)

▼個人的にドライフルーツも好きです。

防災講座でお伝えした知識を元に、ご自分に合った好みの備えをデザインしていってみてください!

参加者さんが増えてきたら、それを見せ合う会なども開いていけたらと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。

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