「営業」という仕事、なんだか抵抗ありませんか?
私は、新卒で広告営業になって、そのまま約10年を営業畑で過ごしました。
つくづく「営業をやっていて良かったなぁ」と思うことがたくさんあるので、そのメリットについてまとめてみたいと思います。
とくに「営業なんてムリ〜」という先入観だけで避けていてなかなか職に就けてない方とか、広報やマーケティングがしたいとか言って選り好みして選択肢が少なくなってる方とか。
営業は、間口が広くてやっておくと応用もきくし、他の仕事にもジョブチェンジしやすいのでおすすめです。
「営業」のイメージ
唐突ですが、「営業」ってどんなイメージですか?
「営業」って良いイメージをもっている人もいれば、嫌なイメージをもっている人もいますよね。
ノルマがきついとか、接待しないといけないとか、お客さんにペコペコ、会社では上司にペコペコ…みたいなのを思い浮かべると嫌な仕事のイメージですよね。
なんだか一般的にはそんなイメージをもっている人が多いように思います。
でも、私は「営業」を経験してみてとても良い仕事だと思っています。
できることなら全ての人に一回営業の仕事をやってみるようにおすすめしたい。
それはなぜか。
営業のメリット
私が思う営業のメリットは以下の通りです。
- 転職や独立に困らない
- 仕事の基本が学べる
- 自分なりの工夫や改善がしやすい
- 自分なりのスケジュールが立てられる
- 話題が豊富になってプライベートも楽しくなる
1.転職や独立に困らない
まず挙げられるメリットはこれだと思います。営業ならどこでも大体雇ってもらえます。食いっぱぐれることはないでしょう。
実績があったりマネジャー歴があったりすると転職市場でもお給料はそこそこ良いと思います。
独立する場合でも営業は必須ですよね。独立して初めて営業するとなるとどうすればいいのか悩みそうですが、営業を経験していれば臆することなく顧客開拓ができます。
営業が一番、安定したスキルを身につけられるのではないかなぁと思います。(ただし、モノを売りつけるだけではない「ちゃんとした営業」であればの話ですが。)
2.仕事の基本が学べる
2つ目は、仕事の基本が自然と学べて身につくということです。
例えば、営業は、ターゲットを設定してどのようにして心を開いて顧客開拓するかということを考えて行動します。
それは、商品開発やマーケティングとよく似た発想なんですよね。
ターゲットはどんなことに困っていたり、どんなことを望んでいるのか。
その気持ちを引き出すために、どんなことをすれば興味を持ってもらえるか。
そして、どんな落としどころであれば顧客になってくれるのか。
ほんの一例ですが、以上のように、ほかの仕事に通じる部分をたくさん持っているのが営業の仕事です。
営業をやっておけば、ほかの仕事にも応用がききやすいので、営業を経験するメリットは大きいと思います。
3.自分なりの工夫や改善がしやすい
営業は、賛否両論ありますがやっぱり個人プレーとなることが多いです。
そのため、自分なりの工夫や改善がしやすいんですよね。
自分なりのトークをつくったり、自分なりの小道具を用意したり、自分なりの資料や提案書をつくったり、自分なりの知識を身につけてお客様に教えてあげたり。
それで自分の営業がうまくいって、成功方法を社内に広めればあっという間にヒーローです。
個人的には、本などで学んだことを次の日から即試せるところが気に入っていました。
例えば、心理学の本を読んで、その通りに営業してみたら本通りのリアクションが返ってきたり…。
毎日新しいことを学んで工夫ができるのはとっても楽しいです。
4.自分なりのスケジュールが立てられる
また、基本個人プレーなのでスケジュールも自分なりに立てられることが多いです。
まぁ、ノルマノルマばかりだとそれに追われてうまくいかないこともあるかもしれませんが…。
基本的にはやるときにはやって、休むときには休む、という働き方がしやすい仕事だと思います。
自分が仕事を取ってくるかこないかで社内の仕事が決まりますからね。
内勤の人は営業に振り回されたりすることもしばしば…。(もちろん、他部署や後工程の人たちへの配慮をできるのが「デキる営業」だと思いますが。)
私が過ごしてきた環境では、営業の人は年に1〜2回、1週間くらいの休暇を取って自由にやっていたように思います。私もよく旅に出ていました。
あとは、日々の仕事でも、外回りなら休憩をとるとらないも個人の自由ですからね。
売り上げ目標がある代わりに自由なのが営業のメリットでしょうか。(但し、順調に売り上げ目標を達成していることが条件かも?)
5.話題が豊富になってプライベートも楽しくなる
営業は日々、いろんなお客様と対峙します。
基本、聞き役に徹することが多いので、いろんな人の話を聞けて非常に勉強になります。
「こんな生き方もあるんだな〜」とか「この分野おもしろいっ」となって自分の世界が広がります。
プライベートでも話題が豊富になって、新しく会う人との会話にも困りません。
よくコミュ力高いと言われるのですが、私の場合は先天的なものではなくて後天的なものだと思います。
今ではどんな場面でも比較的楽しく過ごせるので、これも営業をやっていたメリットかな〜と思ったりします。
以上が「営業」という仕事をするメリットです。
とにかく営業やってみれば?
仕事を探しているのになかなか仕事に就けない人、とりあえず「営業」をやってみるといいんではないでしょうか。
営業なら常時募集しているところはいっぱいありますし。
「営業なんてムリ〜」
と思わず、まずはやってみることをオススメします。
ブラックみたいなところに当たってすぐに辞めたとしても、ほかにも募集しているところはいっぱいありますし。
無形商材の営業がオススメ
私がオススメするのは、有形商材の営業ではなくて、無形商材の営業です。
有形商材はコピー機とかテレビとか薬とか、もう売る商材が決まりきってるもののこと。
商品がダメダメだったり本気ですすめできないものだと、自分の人間性をウリにしたりという消耗戦になりやすいので私はあんまり好きではありません。
ものすごく好きな商材があって、それをもっと世に広めたい!というのであれば良いですが、それ以外ではあんまりオススメしません。
無形商材は、広告だったりコンサルティングだったり、売るモノがカチッと決まっていないものです。
こちらの方が、アイディアや提案力勝負になって自分の能力やスキルを磨きやすいのでオススメです。
どのくらい自分の提案力が試せるか、という基準で選ぶと良いのではないかなぁと思います。
ちなみに、私がこれからやってみたい営業
私は有形・無形にかかわらず以下の営業もやってみたいな〜と思っています。
お客様からいろいろ話を聞いて、その人に合った提案をするのがおもしろそう。
不動産
保険
金融商品
旅行
など。
保険や金融商品はできればいろんな会社の商品を扱っているところで営業したいですね〜。
…ところで、上記の営業の募集広告っていっぱい見ますよね。
私は「いざお金に困ったときは不動産の営業やってみたいな〜」とか思えるので結構お気楽に過ごしていられます。
こうやってお気楽に思えるのも、営業をやっていたメリットかなと思います。
なんというか、「いつどうなってもなんとかなるだろう」という意味での安定を手に入れられているような感覚があります。
とりあえず、営業として働くメリットはたくさんあるので、変な先入観をもたずに営業の世界に飛び込んでみるのも良いと思うよって話でした!
@子