よく「生きる力を育もう」と言うけれども。
「生きる力ってなんだよ」とここ数年考え続けてきまして。
結局答えは出ていないのですが、ちょっと今の時点での考えをまとめておきたいと思います。
「生きる」とはなにか、から考える「生きる力」
まず、「生きる」ってなにかってつきつめて考えると
健康である
これだけだと思うんですよね。
じゃぁ「生きる力」ってなにかというと、
自分が健康でいられる方法を見つけられる
これがざっくり「生きる力」なのかなと。
では病気になったら「生きる力」はないのかというとそうではなくて、「健康である」というのは心身どちらのことも言っているのであって、病気になってもその時その時を自分にベストな状態でいられる人は「生きる力」があるんじゃないのかなと思います。
「生きる力を育む」とは
では、「生きる力を育む」とはどういうことなのか。
どういうことをしたら生きる力を育んだことになるのか。
「生きる力を育もう」というイベントやらなにやらにはいろいろな形があり
ごはんを美味しく食べることも心身が健康でいられるのに必要なことだし
野外で工夫して何かを作り出したりすることも、何もない状況下に置かれたときに心身の健康を保つために必要なこと
ですよね。
家で美味しいごはん食べるのも野外でアウトドア技術身につけるのも、全部「生きる力を育む」には大事なことだと思います。
実際、いろんな体験をした方が「生きる力が育まれる」とかなんとかも言われたりしますが、それは
- 実利的にいろんな場面での創意工夫や臨機応変さが育まれ、身体的な「生きる力」が養われる
- いろんな体験を通して自分が楽しいと思うことがわかり、精神的な「生きる力」が養われる
ということなのかなと思っております。
つきつめてまとめると、
自分が心身ともに健康でいられるには何が必要かをはっきりと理解し、実行できる
それが「生きる力」なんじゃないのかと。
今の時点での私の解はこれです。
こう考えるとそんなに特別な体験はいらなくて、好きなことを思いっきりやらせて創意工夫させる、というのが一番良いような気もします。
まー受け身で楽しいことがいっぱいある現代っ子は「好きなこと」を見つけるのに一苦労だったりするんですけどね。だから、とりあえずいろいろな経験をさせてみる、というのがひとつの正解となるのでしょうか。
そして、忘れてはならない「災害や非常時にライフラインから孤立した状態でも生き延びられる原則」だけは直接的な「生きる力」として、知識として知っておいてほしいなと思いますので、このサイトにもいろいろまとめていきたいと思います。