以前までは商売を始めるなら必須とも言われていたお店独自のHP(ホームページ)・WEBサイト。
※実は「HP」という言葉は本来別の意味なんですが、世間では「ネット上に掲載するお店のページ」のことを「HP」と言うことが多いのでここではそれに乗っかっています。たぶん、「HP」と言った方が一般的だと思うので以下では「HP」と言うことにします。
でも、最近では独自のHPを持っていないお店も増えています。
FacebookページやTwitter、InstagramなどのSNSを活用したり、ポータルサイトのページをお店のHP代わりに使っているケースもいつからかよく見かけるようになりました。
SNSやポータルサイトを活用することは集客にも有効でもちろん間違いではないのですが、私は「お店独自のHPは基本的に持つべき!」と思っています。
お店独自のHPを持つべきだと思う理由
ユーザーの目線から
私はもちろん、日常でいろんなお店に足を運びますし、気になるお店の情報収集をしたりします。
例えば、SNSで流れてきた近所のオシャレなカフェの情報。
「どんなお店だろう、詳しく知りたいな」と思ってネットで検索してみても、どうやらお店の紹介ページはなくてSNSしかやっていない模様。
SNSだとFacebookページでもTwitterでもInstagramでも、お店のまとまった情報を見ることができません。
SNSでアップされているのは「本日のおすすめ豆」や「本日のケーキ」、「店員の『今日も一日がんばりましょう!』の挨拶」だらけ…。
- メニューの一覧は?
- コーヒー一杯いくら?
- ケーキはあるみたいだけど種類と料金は?
- 食事メニューもあるの?
- どこにあるの?詳しい住所やMAPは?
- 営業時間は?
- 店内にはどんなイスとテーブルがどんなふうに配置されているの? etc.
など、これからお店に行きたいユーザーの疑問になにも応えてくれないSNSのタイムライン。
私の場合、ここで離脱します。
また別の機会がなければお店のことを調べたりいきなりお店に行ったりするということはないでしょう。(たまたまお店の前を通りがかってたまたま時間に余裕があってたまたまコーヒーを飲みたい気分で…というミラクルが重なったら入店するかも。)
こんなとき、HPがあれば…! SNSのプロフィール欄にHPのURLが貼ってあれば…!! SNSの投稿全てにHPのURLが貼ってあれば…!!!
「次に行くお店リスト」に入っていたかもしれないのにーーーーーーーー!!!!!!
ユーザーは新しいお店に行くとき、「安心」してお店に行きたいと思っています。
- いくら握りしめていけば大丈夫なのかな?
- 子供と一緒に行って大丈夫な雰囲気かな?
- 車で行って大丈夫かな?
などなど、不安に思うことを解消するための情報を事前に知りたいのです。
たとえそのときの探している条件に当てはまらなくても、素敵なお店だと思えば「次に行くお店リスト」に入って条件が当てはまったときに真っ先に思い出して来店に繋がりやすくなるのです。
それを実現できるのが!お店の公式HPなんですーーーーー!!!!!
ユーザーが来店するまでのステップ
ユーザーがお店の存在を知って来店するまでのステップを細かく分けるとこんな感じです。
① 通りがかり、検索、SNS、チラシなどでお店を見つける
↓
② お店のことを詳しく調べる
↓
③「いいね!」や「行きたい!」と思う
↓
④なんらかの形でブックマーク(SNSフォロー等)
↓
⑤ お店に行けるタイミングがくる
↓
⑥ お店のことを思い出す(「ここ、前から行きたかったんだよね~」)
↓
⑦ お店に行く
上記の中でHPが特に重要な役割を果たすのは「② お店のことを詳しく調べる」のステップ! お店の情報をワンストップで整然と調べられるのは圧倒的に公式HP!
そして、SNSが重要な役割を果たすのは「① お店を見つける」ときと「④なんらかの形でブックマーク」と「⑥ お店のことを思い出す」のステップ! SNSでお店を知ってもらい、フォローしてもらって、お店の存在を忘れないようにしてもらい、お店に行けるタイミングがきたときにすぐに思い出してもらう役割です。
情報が流れていってストックされないSNSでは公式HPの役割は果たせません。そのため、私はSNS時代の今でも「お店独自のHPは持つべき」と思っています。
HPを新たに作成するとなると、今度はワードプレスで作るとかペライチでいいとかそういう議論になってくるんですがそれはまた別の機会に。
私の方でも簡単なHPの作成は可能です。(簡単な代わりにたぶん格安)ご用命があればお問合せください。