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まずは「死なない備え」をしよう

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前ページの最後の問いである「サバイバルの5要素」の各要素のタイムリミットと優先順位の答えは以下の通りです。< >内がタイムリミット

  1. 空気 <3分>
  2. シェルター(=体温)<3時間>
  3. 水 <3日間>
  4. 火 <1週間>
  5. 食 <3週間~30日>

どうでしょう。予想通りでしたか?

この5つの要素についてはワークショップ等で必ずと言っていいほどお話しているのですが、水の3日はわかっても、「水さえあれば3週間~30日食べなくても生きられる」ということをお伝えすると「ええぇー!!!?」と参加者さんから驚きの声が上がります。

また、水や食料は備蓄していても体温を守るためのシェルターについては全く考えていなかったという方もちらほらいらっしゃいます。

飲まず食わずでもひと晩生きられますが、体温を守ることができなければひと晩でも簡単に命を落としてしまいます。
※実際、東日本大震災の時には津波で山の上等に避難したけど、そのまま何も対策せずに夜寝てしまい、朝を迎えることができなかった方がたくさんいたという話もあります。

火についても重要性を説明しておくと、火には「光」と「熱」を得る役割があります。

火というと「熱」を得る役割を重視しがちですが、実は「光」が侮れないくらい重要でして、人は光がない状態で生活していると精神を病んでしまうそうです。
そして、正常な判断ができなくなったり、生きる希望を失ったり…。
そんなことが起こるので、食はタイムリミットに余裕があるからこの順番、とされているようです。

この5要素に沿って備えを用意すれば「死なない備え」ができていくというわけです。

5要素のどこまで用意するか等については、個人の考え方によるところが大きいです。

体温さえ守れれば水なしでも3日間生きられるなら、外出の際はエマージェンシーシートだけ用意してお出かけすればとりあえずいいかな

と考える人もいれば

そうは言っても出先からいつ帰れるか不安だからエマージェンシーシートのほかに水も非常食もカバンに入れておく!

という人もいます。

どちらも間違いではありませんし、個人の判断です。

「家の近所以外あまり出歩かない」や「毎日一時間の電車通勤をしている」など、ライフスタイルによって備えの内容や備え方も変わってくると思います。

ぜひ、自分のライフスタイルを照らし合わせながら、あなたならではの「死なない備え」をまずは完成させてみてください!

100均とかでいいので急ぎで。(特に地震なんかは明日来るかもわからないので)

そして、とりあえず揃えたら今度は「デザイン」とか「機能」とかにこだわってみて、「持っていたらうれしい」「使うのがわくわくする」というような「自分のお気に入り」に備えをアップデートしていってもらえるといいなと思います。

備えを「自分のお気に入り」にしていくことの効果はこちらの記事にて▼

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まずは自分に合った災害対策を考えてみよう!
②「死なない備え」をしよう
自分のリスクが見えてきたら「命を守るための備え」をしよう
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